今年の十二支である蛇は、世界的に見ても幸運のシンボルです。
日本では幸運とくに金運を司り、弁財天の化身ともいわれます。
脱皮を繰り返して成長するので再生や復活の象徴ともみなされています。
西洋では「永遠」の象徴になっているので、掘り下げて調べてみたら「ウロボロス」にたどり着きました。
これは自らの尾をくわえた蛇で、絵的には「環」であり、これが循環や永続を表しているそうです。
この意匠は西洋に限らず、他の様々な古代文明でもみられるとのことですが、不思議で興味深いです。
いずれも魅力的な象徴を備えた蛇ですが、現状の私は「脱皮」と「再生」という言葉が心に響きます。
この激動の現代、機に応じて古き殻は脱ぎ捨てなければならないと切に思います。
また、人生も経営も常勝上昇のベクトルが保証されるものではありません。
挫かれることがあっても、必ず再生できるという希望と信念は持っていたいものです。
十二支のいないアメリカではありますが、奇しくもトランプ大統領が復活しました。
不穏な世界情勢が好転する転機になることを期待してしまいます。